2014年6月14日土曜日

岡山おさらい会報告

こんにちは、かたつむり助産院のしぶやなつみです。

昨日、頭蓋仙骨療法(クラニオセイクラルセラピー)おさらい会を開催いたしました。
ベーシックセミナーより約一カ月経ち、その時感じたあの場での空気感を、頭と心にとどめつつ、それぞれの日常へ持ち帰られて、日々のお手当の場面でクラニオを活用されておりました。「家族へのお手当がうまくいかなくてイライラしていました」とおっしゃる方もおりましたが、それもうまく活用されている事の一つだと思います。そういう自分がいる事への気付き、クラニオをやったからこその気付きです。きっとなぜイライラしてできなかったのだろう、とそれぞれ感じて、それと向き合う事を自ずと展開していかれると思います。それで良いのだと思います。
木工を勉強中の人見知り激しい夫は、最近、とても私に響く言葉を学校より持ち帰ってくれます。
木工とumiのいえのクラニオは似ているかもしれない。と言いました。
鍼灸を学んでいたころは、筋書き通り、教科書通りのことを一生懸命覚えて自分の中ではないところに正しい答えを見つけようと、自分を潰して模索していた。ところが木工では、先生が教えてくれる事は、鉋で木材を「シュッ」と一回引いて、「よし、やれ。」以上。先生が鉋をひいた後の木屑はストッキングのように薄くて伸びる状態なっていて、生徒は自分で工夫を重ね、そこを目指していく。
人はそれぞれ違うから、作品が違ってくるのは当たり前、さらには作り方の細かい所まで違ってくると考えるのが当然なんだそうです。学生の作業の仕方をみて、先生が「おー、そうやるのかー!いいな!」という事もあるのだそうです。
つまり、「教え方に遊びを沢山持たせる」ことで、初めて師匠を超える事が出来るのです。
umiのいえのクラニオでは、ある程度やり方を押さえたら、あとは、相手の身体と自分との対話でお手当を進めていきます。ちょっとくらい手を当てる位置が違っていても、体は緩むし自己治癒力をあげていく助けに充分なのです。そしてお手当人それぞれの個性を生かしたお手当が繰り広げられるのです。
わたしはそこがとても好きなのです。
今回も、皆さんから放たれるそれぞれの健やかな空気が充満していき、気持ち良くてため息深い吐息が何度も出ました。
このようにおさらい会が開催できる事も信じられないくらい嬉しいです。
このご縁を大事に大事に温めていきたいと思います。
ありがとうございました。
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